松本かつぢ「?(なぞ)のクローバー」(追記2あり)

 松本かつぢ「?(なぞ)のクローバー」はどうしたら読めるのか?と定期的に話題になるのでまとめておきます。
※末尾に追記あるのでみてね。

 

 結論から言うと「紡」vol.10(実業之日本社)に再録されています。
 

紡 : 物語にふるえる季刊小説誌 (ブルーガイドグラフィック)│書誌詳細│国立国会図書館オンライン
https://id.ndl.go.jp/bib/000011051230

 

紡 vol.10 (ブルーガイド・グラフィック)

紡 vol.10 (ブルーガイド・グラフィック)

  • 発売日: 2013/11/05
  • メディア: ムック
 

 

 Amazonに出品ありますが、今えらい値段ですね……(1年くらい前に話題になった時に見た際はほぼ定価だったのですが)。
 常にこの値段ではないと思いますし、図書館にあるところもあると思いますので、興味ある方は御自身にあった方法で読んでみてください。

 ただし、この雑誌A5版です。初出の大きさの約半分(正確には半分以下)なので、サイズ感については脳内で補って読んでください。

 

 これは、弥生美術館の展示「ニッポンの少女まんがの元祖だヨ! 松本かつぢ展」(2013年10月3日~12月24日)の開催のタイミングで企画されたもので、夏目房之介さんの解説もついています。

 

弥生美術館

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

  

 夏目さんの当時の記事。

季刊誌「紡」に『?のクローバー』復刻:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
https://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2013/11/post-c3cb.html

 

 「少女マンガはどこからきたの?」展でのケース写真。

https://twitter.com/yone_lib/status/1368041144316231682

 

https://twitter.com/mtblanc_a/status/1334743987068923906

  

 左にある「くるくるクルミちゃん」がA5判。写真だとちょっと大きいだけに見えますが、実物を見ると「「?(ナゾ)のクローバー」大きいなー」と思います。

 「少女マンガはどこからきたの?」展は米沢嘉博記念図書館で開催(2020年12月4日~2021年3月8日)。ウェブ展あり。
https://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-syoudoko.html

 

 余談。

 いつも「紡」という誌名を忘れてしまって、話題になると「じゃあ検索しよう」となるのですが、「かつぢ」も「?」も表記ユレがはげしくて、思うようにヒットしないのです。

  健忘しがちな私のメモという側面もありますが、今度から自ブログ検索ですませるために書いたという側面もあります。

 

追記

https://twitter.com/katsudiworld/status/1368126020188971013

 12日再開の松本かつぢ資料館にてコピーで読めるとのことです。
 

公式サイト

https://katsudi.com/

公式ツイッター

https://twitter.com/katsudiworld

 

 

追記2

 当時の本誌(実際にこのふろくのついたものではないです)とこちらのふろくサイズを測っていただいたのの結果です。

https://twitter.com/yamatomo413/status/1388700421640785925

 

 224mm×303mmですとどの規格サイズでもなく、菊判八切より1cmほど小さいです。半端なんですけど、本誌も菊判より1cm程度小さい規格外サイズなので何らかの規則性がありそうです(わかる人はわかるのかもですが、こちらの知識が足りていないのだと思います)。

 

 

 

更新記録
20210502 サイズ情報を追記。
20210310 「?(ナゾ)」としていましたが、書影をよく見たら「?(なぞ)」だったのでひらかな表記に改めました。「紡」もひらがな表記です。
20210308 松本かつぢ資料館の情報を追加。