訃報ふたつ

 上田トシコ先生が逝去されました。私はまだ確認していませんが、5日発売の「明日の友」(婦人之友社)2008年春号173号の編集後記にて発表されました。「あこバァチャン」は2月発売の172号までの掲載となりました。新聞発表もありましたのでオープンになったものとして、こちらでも書かせていただきます。

 上田先生は1917年生れですので、御歳を考えますと悲しむようなことではないのかもしれません。とはいえ、上田先生が元気で連載を続けていらっしゃるということにいつも、どんな時にも元気づけらていたので、やはり悲しいしさみしいです。

 また、鈴原研一郎先生もすでに先月新聞にて報道されましたとおりです。
 コミックファンタジアのオフィシャルブログの記事が、2007年6月15日を最後に更新がとだえており、どうされたのかなあと心配していたところでした。私史・曙出版のシリーズをはじめとして貴重な記事がいっぱいありました。

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 少女ものの懐漫のファンとして覚悟はしていましたものの、単行本リストを作成している方が立て続けで今年は忘れられない年になりそうです。
 私は冥福ということばがどうしても実感を伴う言葉とは思われないので積極的には使いません。そう言うしかない場面はあるとは思っていますし、使うこともあります。でも、訃報を聞いて感じた感情はこれではないと思います。どういう言葉ならしっくりくるのかみつけられていませんが。

 苦しまずに逝かれたことを強く願います。また、残された方々が無事お送りできまように。