展示「大友克洋GENGA」

   http://www.otomo-gengaten.jp/
 会場は平日の午後の美術館的施設としては人がいっぱい。おおまかに5部屋に分かれていて、ひとつは「AKIRA」以外のモノクロ原画およびカラー原画類。3部屋は「AKIRA」のモノクロ原画。残りが写真コーナーです。
 とにかく原画が大量にあるのですべてが見どころというアホみたいな展示(褒めてます)。

 ウワサの「AKIRA」原画はこんなケースに入っています。
   http://p.twipple.jp/mbjm8

 ワイヤーが横方向等間隔に張り巡らされていて、その上に原画がのっています。部屋によってケースサイズがちがい、3列と2列がありました。3列はさすがにみづらいなー。あと、3列は腕がとどかないのか?まんなかへんにホコリが積もっていました。1ケースで1かたまりの原画が入っていて順番は微妙に乱れています。これ、千枚単位の原画をぴちっと揃えて載せていくのをよくやったなー、私だったら載せる役はしたくないです……。

 「AKIRA」の原画の量が多すぎるので、事前にどのページを重点的に見るのかチェックしてから行かれることをオススメします。可能なら単行本を持って行って比べながら見たいくらい。でも重いよね……。絵はつぶれまくりでいいので文庫版があればいいのに!
 「僕等がいた」展でもありましたが、カラートーンがベコベコになっている絵がいくつか。「版下」として使う分にはよくても長期的に使おうと思ったらむずかしいなあ。今はデータでやってしまうだろうから、今の絵には無縁の感想ですけど。

 写真コーナーは「童夢」のめりこむ壁と金田のバイクがメインです。チョウさんになるために帽子があるといいとおもいます。絵はコーナーの横にあるので、それを見てポーズの研究ができるようになっています。
 バイクは募金は募金するとジャケットを着てまたがれます。こちらも楽しい〜。
 ラクガキコーナーは有名な人も描かれており、写真を撮ってしまった。これも後半のほうがたのしいのか? しかし、もうかなり埋まっているので貼りかえるような気がしなくもないという。*1

 私は大友さんの絵は圧倒的にモノクロの絵が好きだと再認識しました。「バラエティ」の図解とか「危ない!生徒会長」扉とか「綺譚」表紙とか好きな絵がじっくり見られました。大友愛イマイチなのでやや不安でしたが、楽しかったし、行ってよかったです。
(4月18日、25日観覧)

*1:その後、貼り替えたそうです。