この記事は吾妻ひでおさんの訃報報道の紹介というか見ての感想というかの記事です。ツイッター検索でみつけたものです。つまり、ツイートしていない新聞等はありません。
・前提
・私の偏見によるおさえるべき新聞
・最初のほうの海外の報道
の、3本立でお送りします。
私が反射的に思ってしまった荒っぽい感想が含まれます。途中までしか読んでいない記事、そもそも読めない(機械翻訳)記事であり、チラッと見ての反射的な反応以上のものではないというのはわかってお読みいただけると幸いです。
興味のある方だけ続きをどうぞ。
前提
最初に出たのが共同通信です。速報のあともう少し詳しい情報を入れた記事が作成されました。共同通信から各社へ情報が行くので、取材なしで書いているところは同じ情報を元に書かれているはずです。
共同通信の速報。
作品名:「失踪日記」
受賞:なし
画像:なし
漫画家の吾妻ひでおさん死去
2019/10/21 12:30
https://this.kiji.is/558855203363112033
共同通信夕刊むけ。写真2枚入る。平塚修二さん撮影のものと若いころのもの。
作品名:ななこSOS」「不条理日記」
受賞:日本漫画家協会賞大賞
画像:肖像写真2枚
漫画家の吾妻ひでおさんが死去 実体験の「失踪日記」で大賞
2019/10/21 18:13
https://this.kiji.is/558866148372300897?c=39550187727945729
基本、写真は共同通信配信の2枚が使われています。
新聞社のデータバンク的なところからひっぱってきていると思われるのでたいした意味もなく選ばれていると思います。大昔取材された時のものが今ごろというのはよくある話。
平塚修二さん撮影のものは「失踪日記」のころだろうか。
若いころものは1970年代と思われるけれど、何か新聞に載るようなタイミングってありましたっけ。髪が長い。
偏見によるおさえるべき新聞
結論から書くと下記です。
読売と東京は文化的位置づけや功績をきちんと書こうという気概が感じられるので。(見ていないのもあるのでナンですが)他紙と比較するといいと思うので、他紙も何か必要と思います。
北海道新聞・朝日新聞北海道・十勝毎日新聞は、マニア向け。新出証言があるのはこの三紙と思われるからです。たぶん北海道で買える新聞だともう少しあるのではないだろうか。よかったら教えてください。
以下、個別感想とリンク。
読売新聞。おたく文化での位置づけ、1970年代からのまんが家としての変遷、受賞など短いながら要を得た記事。
吾妻先生最後の新聞掲載の取材記事が2019年3月の読売新聞のものであり、ブレがないのも納得できます。
作品名:「ふたりと5人」「不条理日記」「スクラップ学園」「ななこSOS」「失踪日記」
受賞:日本漫画家協会賞大賞など
画像:なし
おたく文化の祖、ギャグ漫画家・吾妻ひでおさん死去
2019/10/21 13:28
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20191021-OYT1T50109/
東京新聞。更新時間記載ないけれど、22日朝ではないかと思われる。長い記事ではないので、これで完全な記事だとは思わないけれど、制約があるなか、失踪3賞の名前をきちっと書いたのはここだけ。私の見た範囲では、賞タイトルすべてきちんと書いた新聞記事は存在しないので新聞系ではこれが限界と思われる。
写真は共同と同じものだが、顔がアップになるようトリミングしてある。作品名:「失踪日記」「ななこSOS」「ふたりと5人」「不条理日記」
受賞:日本漫画家協会賞大賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞
画像:肖像写真1枚。【おくやみ】吾妻ひでおさん死去 「ななこSOS」「失踪日記」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2019102202000152.html
(途中までしか見ていない記事があります。)
北海道新聞。通称どうしん。北海道出身だけあって2日間で3つの記事がアップされている。時系列に番号をつけた。(1)は速報。優良のため途中までしか読めず。2段落目までは東京新聞と似たような構成だが(文章はちがいます)、3段落以降不明。
(2)は登録により全文読めます。タイトルどおりコメントを中心にした記事で、他の記事を補うものといえます。元町立博物館長の佐藤芳雄さん、吾妻さんの兄勲さん、妻かず子さん、札幌の漫画評論家阿部幸弘さんのコメントとってます。
(3)ネット配信されているもの。登録等なしで全文読めます。固有名詞がいきなり二重カギが囲まれています。これはよくわからない。(1)
漫画家の吾妻ひでおさん死去 「ななこSOS」「失踪日記」 浦幌出身
10/21 18:16
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/356659
(2)
吾妻ひでおさん 地元浦幌から悼む声
10/22 05:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/356935
(3)
漫画家・吾妻ひでおさん死去 69歳 『ななこSOS』『失踪日記』など
10/22 12:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/356994(1)途中まで
作品名:「失踪日記」「ななこSOS」「不条理日記」
受賞:日本漫画家協会賞大賞
画像:肖像写真2枚。共同と同じ。
(2)
作品名:「失踪日記」「ななこSOS」「ふたりと5人」
受賞:なし
画像:平塚修二さん撮影の肖像写真1枚。
(3)
作品名:『ななこSOS』『失踪日記』『ふたりと5人』『不条理日記』
受賞:『第34回日本漫画家協会賞大賞』『平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞』など
画像:『失踪日記』書影
朝日新聞北海道。タイトルのとおり、コメント中心で全国版既報を補う内容です。肖像写真は他で使われていないもの。「失踪日記」以降のものと思われます。
札幌市の会社経営、嘉会憲幸さん、いしかわじゅんさんにコメントをもらっている他、「旧道立浦幌高校(10年閉校)の卒業生ら」など記述が細かい。
作品名:「失踪日記」
受賞:「手塚治虫文化賞など数々の賞」
画像:『不条理日記 完全版』書影、肖像写真2枚。
北海道)同窓生やマンガ仲間ら、吾妻ひでおさんの死悼む
2019年10月22日03時00分
https://www.asahi.com/articles/ASMBP63VNMBPIIPE02X.html
(途中までしか見ていない記事がです。)
十勝毎日新聞。これは後日確認したい記事です。
「旧浦幌高校の全日制B組(48人)」「1967年度に卒業(3クラス144人)」など懇切な記述が気になる上に。「3年時に同級生だった町内の元消防士松本英俊さん」にお話しを聞いています。使われている画像のうち1枚は「失踪入門」より吾妻先生の部分。
もう1枚が文脈不明ながら、「吾妻さんが高校卒業時にクラスメイトが回したメッセージ帳に描いたマンガ」ということで大変気になります。
(画像サムネだけ見れます。)
浦幌出身の漫画家吾妻ひでおさん死去
2019/10/22 11:10
https://kachimai.jp/article/index.php?no=490510
最初のほうの海外の報道
最初、としたのは個人サイトだかニュースサイトだかよくわからず、最初のだけみつけるのがせいいっぱいだからです。語学能力ある人は検索してみてください。
(1)英語のニュースが出る
(2)フランス語のニュースが出る
(3)ダイナミックのイタリア語のサイトの記事が出る
という順番のようです(現時点のツイート検索による)。
イタリアはポロンのアニメがとても人気があるとのこと。先日イタリアの賞を受賞したばかりというのもあると思います。
スペイン語版、ポーランド版は出ているのだけど、とりあえず早い段階では見つからず(個人の反応っぽいものはありました)。
英語サイトを紹介したロシア語のツイートなどがありましたので、みなさんメインで使っている言語以外のサイトを見ているっぽいです。
Anime News Networkというところ。英語の記事が出る。検索の範囲では今のところこれが海外報道の最初。
作品名:
Olympus no Poron
Nanako SOS
Disappearance Diary 2: The Ward for Alcoholics
Disappearance Diary
賞:
Ignatz Award(ノミネートのみ)
Angouleme International Comics Festival in 2008(ノミネートのみ)
Gran Guinigi award for "Riscoperta di un'opera"
画像:英語版『失踪日記』書影
Prolific Manga Creator Hideo Azuma Passes Away at 69
posted on 2019-10-21 01:23
https://www.animenewsnetwork.com/news/2019-10-21/prolific-manga-creator-hideo-azuma-passes-away-at-69/.152442
(途中までしか見ていない記事かもしれないです。)
manganews。フランス語の記事。更新時間記載ないですが、記事更新ツイートが日本時間「16:16 - 2019年10月21日」。[Manga] Auteur de Journal d'une disparition et de Journal d'une dépression, l'auteur Hideo Azuma nous a malheureusement quitté il y a quelques jours...
— 🔥 Manga News (@manga_news) 2019年10月21日
Bref retour sur la carrière de cet artiste aux registres variés ➡️ https://t.co/N8m16Zr5PA pic.twitter.com/7WEfBzZVS7「Source :Takanori Uno」とあるんですが、「Source」って出展じゃないのかー。とにかく鵜野さんがからんでいる記事。ニュースと略歴にわかれています。「Biographie succincte」「Synopsis」の項目が「…」で切れており、続きがあるような気がするのですがよくわからず。
作品名:
"Journal d’une disparition"
"Journal d'une depression"
(ここからは略歴部分)
"Futari to gonin"
"Yakekuso tenshi"
"Parareru kyoshitsu"
"Mechiru metafijiku"
"Fujori nikki"
"Hizashi"
"Umikara kita kikai"
"Nanako S.O.S."
"Orinpusu no poron"
受賞:
primes dans les annees 1980(賞タイトルはないが1980年代に受賞歴があるとある)
le prix Seiun
画像:フランス語版「失踪日記」書影
Disparition du mangaka Hideo Azuma
Lundi, 21 Octobre 2019
https://www.manga-news.com/index.php/actus/2019/10/21/Disparition-du-mangaka-Hideo-Azuma
GoNagaiWorld。イタリア語。更新時間の記載はないけれど、記事更新ツイートが日本時間「16:43 - 2019年10月21日」。
New Tumblr post: "Addio al mangaka Hideo Azuma, autore di Pollon e Nanà..." https://t.co/DnjoJR4WJ8
— GoNagaiWorld (@GoNagaiWorld) 2019年10月21日このサイト、コピーガードがあってコピペできないのでまちがいあったらすみません。
サムネイルと記事が別写真です。書影はまあいいとして、肖像写真が「記事ページは団扇を持った半袖の服の写真」「サムネは黒いコールテンの長袖の服の写真」です。いずれも古い写真ではなさそうです。
作品名:
Olympus no Pollon
Nana Supergirl
Il diario della mia scomparsa
受賞:
Tezuka Cultural Grand Prize
Il diario della mia scomparsa
il premio Gran Guinigi
写真等:肖像写真1枚。ツイート引用。イタリア語版「失踪日記」書影。サムネイルとは別の写真(サムネイルはポロン書影と別の肖像写真)。
Addio al mangaka Hideo Azuma, autore di Pollon e Nana Supergirl
https://www.gonagaiworld.com/addio-al-mangaka-hideo-azuma-autore-di-pollon-e-nana-supergirl/