研究会

 今日の発表は藤本由香里さんによる高橋真琴について。

 真琴先生のキャリアをたどりながら、「いわゆる少女まんが的瞳の星」「スタイル画」という少女まんがの特徴といわれるものがどう確立していったのかを仮説をまじえて説明していただきました。変化はかなりはっきりしていて、とても刺激的な発表でした。

 大量のコピーを使った発表。内容はどこかできちんと発表されるでしょう。てゆーか、これを世に出さなくてどうするのかという内容なので、ぜひされるべきだと思います。

※書いた後の下記コメント欄によると、「マンガ学会の学会誌にでも」発表されるようです。

 その後に、ヤマダトモコさんから「扉絵」の指摘をメインとした簡単な発表。これも刺激的な指摘。

 くわしくは夏目さんのブログに。
 ・藤本由香里さんの高橋真琴論(June 04, 2006)
  http://www.ringolab.com/note/natsume2/archives/004539.html

 帰りの電車でヤマダさんの資料をあらためて見せていただいているうちに思い出したのですが、真琴先生の発明したといわれているものに爪の描き方があるとどこかで読んだんだか聞いたんだかしていたのでした。私の頭の中は常に混沌としているのでいつどこで聞いた(読んだ)のだかさっぱり思い出せませんが。ゆびを横から描く時に、爪の上部と横の線だけ描いて下部の線を描かないというの。

 聞いているだけでワクワクするような内容でした。
 情報をいただけそうなので、ウチのリストももうすこしなんとかします。