「マーガレット」(集英社)2013年10(5/20)号別冊ふろくに掲載された「ベルサイユのばら」新作についてのメモです。たいした内容ではないのですが、この話題、何度かしていて面倒なので自分用にメモします。私が指摘しなくても、すでにネットにだいたい出ている情報です。
この新作は「マーガレット」13号(6月5日発売)に再掲載されるので、買い逃した方はぜひ。
「マーガレット」掲載の新作はヅカで上演した「外伝・ベルサイユのばら アンドレ編」をベースにしています。といっても、これが理代子先生の作品であることには変わりません。
■2008〜2009年に理代子原案の「外伝・ベルサイユのばら」が4本上演される。
大まかに言って、「ベルばら生き残り組のその後(ナポレオン暗殺計画を山場に)」(3本)と「アンドレの過去」(1本)にわかれます。*1
■2013年にまんが「ベルサイユのばら」の新作が発表される。
今回の新作は外伝の「アンドレ編」*2が「ベース」になっています。
で、なんで「ベース」かというと、ヅカで上演された内容とまんがの内容が異なるからです。
新作発表後の理代子様公式サイトの本人のコメント*3に下記のものがあります。
http://www.ikeda-riyoko-pro.com/bbs/index.html より。
宝塚のアンドレ編、アラン編・・・などは、私の原案です。
原案通りにはなりませんでしたが、エピソードでは原案を生かして書きました。
問題は「原案通りにはなりませんでした」というところ。
まんがのほうが「アンドレ編」より、整合性のとれた内容なのです。
外伝は理代子様原案と信じて、「原案といってもどこまで話を作りこんで渡したかわからないしね」と脚本をひどく評価するのを控えてたいた私ってなんなの……とまんがを読んで震えています(以外にもいっぱいいると思う)。
16ページで、これを悟らせる原作の力はすばらしいと思いました。
と、いうことで、ぜひナポレオン暗殺方面の話も本来の姿でまんが化してほしいです。
★
と、いうのとは別にこの新作は私には別の感慨もあり。伝聞内容が含まれるので話半分で。
よしながさんの同人版のアンドレ初体験編というのがあるのです。*4
今回のはアンドレが誰かと経験があったという内容ではないけれど、オスカル以外の人と何事かあったということを示しています。同人版に対する遠い答えとしても読め、私にとって「なるほどー」という感想でした。