トークショー(トーク内容はありません)

 行ってきました。

 北海道は2回目。前回行ったのが、山岸先生が原画を出展された「ぼくらのヒーロー&ヒロイン」(小樽文学館/2002年)の時。山岸ファンじゃなかったら北海道は未踏のままだったかもしれません。
http://otarubij-kyoryoku.com/exhibition/746/

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 タイトルは正確には「上砂川120年・開町70年記念事業 山岸凉子トークショー 演題「上砂川町の思い出、そして、マンガ家50周年」」のようです(長いのでこちらの記事タイトルはバッサリ省略しました)。

 10月6日14時より。先着順というリリースが出たのが6月。
 行くかどうか悩みつつも、とりあえず上砂川の宿だけおさえました。紆余曲折あって、結論としては行くことに。

 まずは5日に本屋数件へ。午後は道立図書館。旅行をギリギリに決めすぎて何を閲覧するかの下調べなくいきました。
 テキトーに「りぼん」など閲覧。昔はインターネット上では、2号目からしかひっかからなかったような気がするのですが、創刊号からありました(ただし、創刊号は利用中でした)。別冊ふろくもあるのがいいですね。
 道立図書館は17時までなので夕方に砂川へ。

 6日早朝に移動。町民センター横の駐車場にスズランテープがはりめぐらしてあって、列形成ができるようになっていました。ほどなく町長さん登場。「おはようございまーす」と列に声かけをしてから入っていかれました。
 10時受付開始予定が、人が多いので9時半開始に。9時出勤できちんと対応できるよう組み立ててあるのがすばらしい。

 入場前にまず駐車場で説明。いろいろありましたが「写真NG」です。山岸先生は顔出ししませんので(近年です。古い写真や映像は出されることはあります)、会場内はもちろん移動中に会ったりしたりした場合でもダメ。「その場合は中止もあり得ます」とのこと。

 12名ずつ入場。「受付セット」というのを渡されます。番号を貼る台紙、受付番号(黒字)のシール2枚、リストバンド、サイン入り画集購入応募券、チラシ類を1セットにしたもの。
 サイン入り画集購入応募券は、7名が当選。落選者の中から再抽選して20名にポスタープレゼント。

 会場に入ったら写真NGなんですが、無人状態のステージを撮影したりはタイミングによってはOKだったようです。確認して撮影できた方と撮影して注意されている方がいらっしゃいました。

 席とり手順。

(1)配布物の中の受付番号のシール2枚のうちの1枚を台紙に貼る。もう1枚は自分の椅子に貼る。
(2)椅子に座席番号(赤字)のシール2枚が貼ってあるので、そのうち1枚を自分の台紙に貼る。
(3)そうすると「受付番号」「座席番号」のセットが椅子側と本人手元に残ります。
(4)外出時にはリストバンドと受付セットのうちシールを貼った台紙を持って行く

 後から入ってきた人には「赤いシール2枚貼ってある椅子があいています」と案内するだけ。4時間以上もずーーーーっと同じことを言っていておつかれになったとは思うけれど、混乱も少なくとてもいい方法だと思います。

 気になったのは町民席が100もなかったところ。応募が少なかったのかな。もしそうだとしたら当日分が拡大されただけですので、それはそれで。

 受付終わった後は一日喫茶をやっているという「まちの駅ふらっと」へ(どうしん情報)。ケーキをいただく。隣のローソンでドリンク購入後、少しだけ近辺散策。残りの時間は会場にもどって漫然とすごしました。
 4時間ほどあったので、車でいらした方は駅前にもどったり、温泉入ったりされていたようです。

 定刻開始。町長挨拶の後、トーク。聞き手は瀧晴巳さん。

 トーク内容は文春文庫の『新装版 ハトシェプスト』に収録されるそうです。『天人唐草』『月読』の新装版が出た流れと思われます。来年発売予定。こういうのはストレートにうれしいです。

 旧版はこれ。

 
 個人的には御きょうだいの構成ですとか、何年ころの出来事か耳で聞いただけではちょっとわからないところがあったので、情報を適宜足していただけるとうれしいです(そういうあいまいな部分はカットされる可能性もありますが)。
 聞いていてうむうむと思ったのは山岸先生も瀧さんも「日出処の天子」を「ひーずる」と呼んでいたところ。長いタイトルですから、略称が数種類ありり、どう呼ばれるのかちょっと気になっていたものですから。

 パワーポイントの画像一覧が時々見えてまして。「白眼子」の絵もあったので、流れ次第ではお話しされる予定だったのかなーという気がします。ハッキリと北海道舞台の作品のひとつなので、こちらも聞きたかったような。

 とにかく、すばらしい進行、運営で大満足なトークイベントでした。


 講演終了後にマネジメントをされている方からの告知が5つ。

・「ダ・ヴィンチ」12月号の山岸特集
  https://ddnavi.com/davinci/

・50周年記念画集「奏」注文受付中
  https://morning.kodansha.co.jp/news/5180.html

・「レベレーション(啓示)」12月に5巻刊行
  https://morning.kodansha.co.jp/

・原画出展の「みんなのミュシャ」北海道巡回の案内
  https://www.ntv.co.jp/mucha2019/

・文春文庫『ハトシェプスト』刊行&トークイベント内容掲載のお知らせ
  https://twitter.com/bunshunbunko

 今年も後半になってからにわかに五十周年っぽくなってきました。
 4月13日発売の「りぼんコミック」5月号がデビューですから、五十周年も後半からスタートでいいのかな。来年前半まで五十周年ということにしてまだまだ企画をたててくださるとうれしいです。

(ボスタープレゼントははずれました。無念。)


 次の日早朝の飛行機で帰宅。実は告知段階では終了時間がよくわからなくて、当日何時の飛行機にすればよいのかわからなかったのです。当日でもあまり遅いと羽田に戻っても自宅に帰れないというパターンになる可能性もあり、値段も朝イチは安いということもありでこういうスケジュールに。

 どうしんの取材が入っていたので、7日の朝刊に載ってたりしないかなーと思ったらありませんでした。夕刊以降どこかで掲載されるものと思われます。
 
 
 
追記:
 当日、知り合いの方と思って声がけしたら知らない人でしたーというのがあり。本当に申し訳なかったです。
 思い切って挨拶させていただいた方、ありがとうごさいました(名刺的なものを持っていないので不審者だった)。
 
追記2:
 ツイッター関連発言まとめをつくりました。

2019年10月6日山岸凉子トークショーまとめ
https://togetter.com/li/1414091
togetter.com

 
 
 以下、写真。
 
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出発

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あこがれの道立図書館

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キメた

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トークショーの看板かけた直後の上砂川町民センター

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受付手順。開場前から説明が読めるようになっていました。

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待ち時間の間に食べたまちの1日喫茶のパウンドケーキ

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上砂川神社。町民センターのすぐそばです。車チームはここの駐車場に。

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講談社画集の見本が入る予定だったと思われるケース。
会場入る直前の場所です。この時点での撮影許可はとりました。
見本到着後は撮影NGになりましたので写真なし。
校正中の色刷り見本9枚、帙、チラシ、注文ハガキなどが置かれました。

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10時すぎの画集販売コーナーの様子。

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閉会後の画集販売コーナーの様子。

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砂川駅からサヨナラ。


 以下、トークイベント概要を公式よりコピペ。

続きを読む

青虫2019

 行ってきました。
 

昭和漫画館青虫
http://www16.plala.or.jp/aomusi-0064/

 

私の青虫行まとめ
 
200710(2泊3日)
200809(3泊4日)
200810(日帰り)
201005(2泊3日)
201106(2泊3日)
201909(日帰り)

 
 
 青虫に最後に行ったのいつだったかなー5年くらい前かなーと思っていたら、調べてみたところなんと8年前でした。

 2007年の開館直後に行った人の話を聞いて、秋に10人くらいで行ったのが最初(この時はナイキさんも一緒だった)。

・移動に時間がかかるので、ツレがいたほうがよい
・とにかく読む時間を長くとりたい
・たもかぶにも行きたい

 という希望があるので、最初は「行きたい人ー」ってとりまとめをして、みんなで行ってました。
 そのうち土日が休みでなくなったり、週6日勤務だったりとなかなか行きづらい状態に。

 今年はとりあえず行ったというカンジでしたが、ウワサに聞いていた内装の変化も見ることができましたし、高野さんともお話できてよかったです。
 
 
 車の運転ができない場合、只見に行くためには二択です。

・小出から只見線
会津田島からバス

 駅前エリアに宿をとれば滞在中は車なくても大丈夫だと思います(食事するお店はあります)。案外思い立った時に行けますので、みなさんも気軽に行ってみてください。


 以下、写真。特に説明ないのは2019年撮影です。



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青虫外観2019

2019年の外観。
 
 

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青虫外観2008

2008年の外観。2019年とほぼ同じ角度。
 
 

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青虫外観2007

最初に行った2007年の青虫外観。なぜかこの角度しか写真撮ってなかった。
  
 

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美好食堂チャーシューメン

美好食堂のチャーシューメン。最初に行ってから10年にして無印が「大盛り」、ちびが「並」ということが判明しました。下にひいてあるプロレスのチラシに「只見線全線復旧まであと2年(2021年度予定)」と書かれています。
 
 

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美好食堂タンメン

美好食堂のタンメン。
 
 

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こうもり星1

青虫にこうもりと星たちが!
 
 

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怪盗こうもり男爵

……と思ったけれど、近寄りすぎてどこで撮った写真かよくわからないのでこっちも。
 
 

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青虫内観(2019年)

青虫内観(2019年)。
 
 

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青虫内観(2007年)

青虫内観(2007年)。
2007年と2019年の写真はほぼ同じ構図になるようにきりぬいています。
 
 
 
 

C96感想

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C96南のスロープより。左下に行列の人の頭が写っています。
 
 いつもはあげないんですが、今回はいろいろ印象に残ったので書いてみます。

 今回は2日目、3日目の参加。行きたいところが全館に分かれている状態でした。
 初めての会場で、スタッフさんも慣れていないし、私は会場に関する知識ゼロなので、思いきって通販対応するところは捨てました(例外あり)。


・2日目

 10サークルくらいチェック。並ぶようなところは行かないので、ルートも自由です。

 開場アナウンス後にサークルスペースから旅立ちました。「まわる前にトイレ行っておきましょうか」と思ってトイレへ行ったら誰も入ってませんでした。そうか、10時はトイレ行く人いないのか……(そりゃそうだ)。

 お手伝いしていたところの関係で西12スタート。西34→南34とまわりました。スロープ1回。
 昼前に西12にもどったらまあまあの混雑。ふたたびトイレ(並びました)。10サークル程度なので1時間ちょっとかなーと思っていたけれど、慣れない移動とトイレ列があったため、けっこう時間かかりました。
 この時が暑さのピーク。14時すぎたあたりで人が減っていって、シャッターも全部閉じたこともあってどんどんラクになっていきました。
 体力的にヤバかったら撤退予定でしたが、閉会までサークルスペースにいました。

 いろいろ対策したり、行きたいところをあきらめたおかげでこれまで参加した夏コミのなかで1番楽でした。

・3日目

 20サークルくらいチェック。西の評論島がメインですが、少部数搬入の告知があった関係で南12スタート。この日は西12→西34というコース。

 南12は2サークルなのですぐに終了。
 南12から南34へスロープであがって、西12へ。10時半くらいでしょうか。アトリウムへ降りる手前までは「昨日よりは人多いなー」くらいの感想でしたが、降りてみたらすごい人。リストバンド売り場の列がほとんど動いてない(2日目はごく短い列しかなかったし、どんどん動いてた)。リストバンドの前にいるけど何かの待機列かな?と思いつつ、横を通過して評論島へ。買い物中に入場規制解除のアナウンス。近くにいた人が大きい声で「11時か」と言っていたので11時のはずです。そして買い物終了。

 この日はキャリーカートを西3に置かせてもらっていたので、最後に西34をめざしました。しかし上へ行く方法がわからない。ここかなと思ったシャッターの外は南の看板のみ。スタッフさんに尋ねたところ「今の時間は南34行ってもらってから西34へ行くルートだと思います。時間によって変わるので、その場にいるスタッフに尋ねてください」とのこと。

 ふたたびスロープで南34へ行ってから西3へ。そしてキャリーカートを回収してエントランスから外へ。12時すぎくらい?

 外に出たはいいけど、列の大移動があってかなり待つ。ここでやっと「この時間にここまで列があるのおかしくない?」と思う。よく考えたら10時半のアトリウムに列があるのもおかしい。とりあえず会場から離れてからと思って、帰宅。そして検索。

 こういうことでした。


・(Togetter)コミックマーケット96撤収と反省会 #C96_反省会 #C96
togetter.com
 反省会は8ページ目から。
 
 
 閑話休題(きりとりせん)。
 
 
・個人的感想

 東駐車場のことは私は体験していないし、正確な情報も持っていないのでさておき。
 あの西の状態を見てしまうと「行列をさばくリソース VS リストバンドのリソース」の対立が発生して、前者を取ったものとしか思えず。そしてその結果の11時の入場規制解除だったと思われる(4日目に開場前にリストバンド要員を解散させていたのはそのためと思われます)。

 3日目も朝イチは比較的すいていたと思います。一瞬とはいえ楽させてもらいましたが、つまり、これはいつもは開場時に中にいる人が外にいたということと思われるので、ありがたいけどあまりよいことでもなく。開場前の列形成もいかがなものかと思いつつ、ここはもう少しバランスとれたのではないかなーと思う。この辺のことは内部のことなので、私にはわかりませんが。

 床面積が減少したところにいつもどおりの人数が入ったということなので、C98まで混雑そのものというか人の密度は解消しないと思われる。人の流れについては改善されると思います。

 結局参加者減らすには、開催日数減らすしかないのでは。(となりがいなくなるか東雲方面埋め立てとか? があったとして?)ビッグサイトが3倍の広さになって、1日開催だったら(スタッフは足りるものとする)来場者何人になるのかなー。


 「リストバンドいらないじゃん」という声もあったようですが、たぶん次回からはここを含めて対策されるものと予想されます。

・リストバンドの有無で列をわける(列形成の時点で確認する)
・つける場所、ホログラムが見えるように手をかがげる等の指定が入る
・「入場規制解除」と「リストバンド確認なし」の区別の徹底

 素人が思いつくのはこれくらいかなー。

 ところでこのリストバンドは合成紙ですね。いろんな種類がありますが、フィルム状の樹脂に石の粉をまぜこんでザラザラさせてインク等が乗るようにしたもの。木は使ってませんが、石油は使ってます。*1
 ペラッとしているくせにとにかく丈夫だし、きれいな箔押しも入っているので見たことないという人もぜひ実物を見てみてください。

 以下、私のつぶやき。
 

*1:いや、エコですみたいな説明をみかけたので……。森林資源保護ならあってるけど、石油使用はエコなの??? 謎。

続きを読む

私の夏装備

 今年の夏も暑いようで。
 
 昨年(私にしては)バズッたツイートを元に語りたいと思います。ツイートはこちら。
 

https://twitter.com/mtblanc_a/status/1025432617087262720
白峰彩子 on Twitter: "あまりに暑いので私の夏装備を語ってみた。こういう事情なので私の背中に何か入っているなーと思っても気にしないでください(コミケ会場で気にする人はいないと思いますが)。… "
 
https://twitter.com/mtblanc_a/status/1025432620300099584
白峰彩子 on Twitter: "ペットボトルの中身は水道水です。ここ数年は「暑さ×滞在時間=凍らせたペットボトルのサイズと数」で考えています。本当に暑いと500mlのペットボトルは会場つくまでにとけてしまいます。大きいと長持ちするけど重くなる。いつも悩みます。"


 

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私の夏装備1

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私の夏装備2

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私の夏装備3

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私の夏装備4
 
 
 私が過去にためしたのは下記です。
 
 
・首かけ式扇風機

【欠点】
 空調服も同様ですが、まわりが極度に高温の場合、汗が気化するくらいじゃどうにもなりません。冷感ナントカシャツみたいなのも同様。

【長所、対処法】
 周囲が涼しい場合は効果があります。

 首かけ式扇風機を使用する場合は保冷剤をしこむことを提案します。保冷剤を入れることのできるメッシュのベストが売っています。こういうやつです(「保冷剤 ベスト」で適当に検索)。
 

 

 また、100均一のメッシュきんちゃくを首掛けに改造するなどでもよいと思います。

※冷却スプレーと併用しても効果ありという情報がありますが、試してないので省略。


・保冷剤

【欠点】
 小さいものは瞬殺でとける。
 保冷剤は扱いは簡単なのですが、溶けた後に邪魔になる。

【長所、対処法】

 500ml、1000mlのものを購入されることをおススメします(私は100均で買いました)。
 溶けた後はわりきって捨てる。私はあきらめてPETボトルにきりかえました。


 …………といった試行を経て、複数冷凍PETボトル多用に至ります。
 今年もこれでいくと思います。

・まとめ

・冷凍PETボトルを体につける。溶けたら捨てる。
・スポーツドリンク、お茶等も別途(半分は凍らせる)
・お茶や水の場合は塩分補給できるもの

 
 

2006年の「だいすき DAISUKI 犬と猫」展

 そもそも、にわかに「山岸展示関係まとめ(仮)」なんてアップしたのは「夏休み企画 だいすき DAISUKI 犬と猫展」展についておぼえてないという話が出たからなのでした。

 欄外ラクガキというのは猫の絵だったと思います。

東京富士美術館内当時の案内ページ
https://www.fujibi.or.jp/exhibitions/profile-of-exhibitions/?exhibit_id=5200607221
https://www.fujibi.or.jp/assets/files/exhi/dog_cat/index.html


 以下に当時のメモを貼付けます。

 
2006年9月3日(日)

 東京富士美術館http://www.fujibi.or.jp/)の「夏休み企画 だいすき DAISUKI 犬と猫展」展へ。サイトを見たら、出品作家名があがっていました。山岸先生も坂田センセも入ってます。山岸先生は猫の絵かと思ったら、犬の出品でした。「ツタンカーメン」よりアヌビスの登場場面。4巻の表紙の原画も出ていました。うつくしい。
 経歴のパネル、「青青の時代」が「青春の時代」となっていたうえに「せいしゅん」とルビまでついてました。自社のなんだからさーと思ったのは私だけではないはず。
 坂田さんは「伊平次とわらわ」。1巻の表紙と裏表紙のカラー原画。99ページから24枚。とにかくいっぱいあることに感動。
 残念ながら図録はありませんでした。山岸先生の原稿の欄外にラクガキなどありましたのでほしかったのです。
 

 
 
 

ツタンカーメン 4 (希望コミックス (293))

ツタンカーメン 4 (希望コミックス (293))

 
 

山岸展示関係まとめ(仮)

 山岸凉子先生の展示参加について案外まとめられていないような気がしたので、記憶にあるものをまとめてみました。他にもあったような気もしまずか思い出せないので、とりあえず(仮)でアップします。
 情報お持ちの方は教えてください。

 1997年以前は不明です。近年でも、コミックスフェアの際に複製原画を出すのを「原画展」と謳ったりなどはしょっちゅうだったと思われますが、私が把握しててないのですいません。

 「原画展」とあっても複製のみのものもあります。まざっているものもあります。区別つけることはむずかしいので、「原画展」とあったらそのまま載せます。


1998年
少女まんがの世界(函館、川崎等巡回)

※目録さんにあるとおり予定では「浅草松屋」が入っていますが、こちらは中止になったような記憶があります。
https://www.hagiomoto.net/event/backnumber.html

2002年
ぼくらのヒーロー&ヒロイン(小樽)
http://otarubij-kyoryoku.com/exhibition/746/

2003年
平成14年度 第6回 文化庁メディア芸術祭受賞作品展(東京恵比寿)
2002年度の「審査委員会推薦作品」に入賞。
http://archive.j-mediaarts.jp/festival/2002/

2005年
少女マンガパワー!(アメリカ カルフォルニア州チコ他巡回)
複製原画の展示です。アメリカの後に川崎に巡回。国内は原画も出たことがあったような記憶。日本はもちろん世界各地に巡回していますが、把握しきれず。
https://www.csuchico.edu/~mtoku/vc/Home.htm
   
2006年
だいすき DAISUKI 犬と猫(東京八王子)
https://www.fujibi.or.jp/exhibitions/profile-of-exhibitions/?exhibit_id=5200607221
https://www.fujibi.or.jp/assets/files/exhi/dog_cat/index.html
 
2010年
マンガの擬態語
※行ってないので詳細不明。
http://kategories.com/blog/2010/02/post-5.html
 
2011年
日出処の天子」ミニ原画展(東京秋葉原、大阪梅田)
http://mtblanc.hatenablog.com/entry/20111222/p1
 
2012年
山岸凉子さん原画展(東京池袋)
http://mtblanc.hatenablog.com/entry/20120430/p1
 
2013年
バレエ・マンガ(京都・北九州)
http://www.kyotomm.jp/HP2016/event/exh/ballet2013.html
http://www.ktqmm.jp/kikaku_info/4548
 
2013年
ほっかいどう大マンガ(札幌)
https://natalie.mu/comic/news/93101
 
2016年
山岸凉子スペシャルセレクション発売記念フェア 山岸凉子の世界(東京神保町)
※単行本のフェア展開がメイン。潮出版さんがかつてプレゼント用に作成した複製原画のみの展示です。5枚だったと思います。
https://www.shosen.co.jp/fair/33198/
 
2016年
山岸凉子展 光 -てらす- メタモルフォーゼの世界(東京根津、京都)
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/past_detail.html?id=742
一応『山岸凉子画集 光 てらす』(河出書房)に出展したものはだいたい掲載されています。弥生の企画段階で作成したので、その後変更あったものは収録されていないので、「図録」ではないのです。

山岸凉子画集:光

山岸凉子画集:光

  
2016年
LaLa40周年記念原画展(東京池袋他巡回)
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/16/lala/
 
2019年
みんなのミュシャ(東京渋谷他巡回)
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_mucha/
 

 
 
 

デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」私的見所

http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/2019725_poe_8es.html

 行ってまいりました。くわしくは「萩尾望都作品目録」さんのレポートをどうぞ。

https://www.hagiomoto.net/news/2019/07/post-321.html
 
 
 私的見所を紹介します。もちろんあげた以外にもすばらしいものはいっぱいあります(ポー関連はいっぱいありすぎてどれがよかったなんて選べない状態)。キリがないので3つだけ。
 
 
・映像

 萩尾さんの御自宅応接・仕事場で撮影された動画。短いながら、猫さんがいたりと楽しい。描いているシーンは手元はもちろん、まわりの机の上も見てしまう。どこがどうというのではないけれど永遠にみていられる動画です。
 
 
・花郁さん波津さんに贈られた絵

 今回の目玉といっていいでしょう。波津さんに贈られた「4/4」の別バージョンは興味深く。花郁さんに贈られた絵はどれも最高。エピソードを知って眺めるとじわりときます。
 
 
・トーマの扉絵

 読者プレゼントに使ってしまったので、作家未所持のもの。昔は返却の習慣がなかったし、ファンの方や交流のある作家さんにプレゼントというのは当然のことです。お手元にないのは仕方ないことです。
 現在持っている方がこうして協力してくださるのはとてもいいことだと思います。作品を愛している人が原画を手元で愛でたいと思うのは自然な感情だと思います。しかし作家さんが使いたい時に使えないのは困る。こうして協力することにより、それが両立できるので持っている方はこれからも協力していただきたいです。
 
 
・余談追記

 帰宅後、「ポーの一族」を読みたくなってFC電子版を立ち上げ。しかしこれだと、カラーページがないのね。そしてポーのカラーがついている版の電子版はないという。もちろん『ポーの一族 プレミアムエディション』電子化でいいんです。電子版なら雑誌サイズ(B5)どころか原稿サイズ(B4)にだって拡大して読めるのに。いっそのこともう「ポーの一族全集」出してください(勝手なお願い)。
 などと思いめぐらしたところで感情になったのでついつぶやいてしまう。
 
 

 
 

ポーの一族(5) (フラワーコミックス)

ポーの一族(5) (フラワーコミックス)




 
 

「りぼんスペシャル」の微妙な変化

 今でまわっている「りぼん」増刊、表紙には従来どおり「りぼんスペシャル」って入っているんですが公式は「りぼん 夏の大増刊号 バニラ」で統一してます(一昨年までは「夏の大増刊号りぼんスペシャルバニラ」だった*1)。



 今年の冬の増刊号(1月号増刊)から「スペシャル」から「スペシャル Special」と英語併記するようになり、微妙に表記が変わってます。

2019春の大増刊号 りぼんスペシャル

2019春の大増刊号 りぼんスペシャル

*2

 つまり流れはこんなカンジ。

(1)2007年から「りぼんスペシャル」として増刊号発行。「1100p」等ページ数が表紙に書かれるタイプのぶあつい増刊(ただし巻号外)。

(2)「冬の」「虹いろ」「オレンジ」「マカロン」などいろいろあった。

(3)2015年あたりから「冬の」「春の」「バニラ」「ミント」で固定。

(4)2018年より公式で「りぼん 夏の大増刊号 バニラ」に。2017年までは「夏の大増刊号りぼんスペシャルバニラ」。

(4)「りぼんスペシャル Special」に表記が変わる(2019年より)

 これまでは「りぼんスペシャル」の部分をタイトル的に扱い、「冬の大増刊号」「春の大増刊号」「バニラ」「ミント」という表示号数的なものとして不便なくやっていたけれど、何か変化の前兆かしら……。見守りたいと思います。

 「りぼんスペシャル」で検索するとイベント関係が出てきますので、増刊号とイベントの呼称を呼び分けているのかもしれません。
 
 
 


*1:「昨年」だと思っていたけど検索したら一昨年からでした。ただし、今年の冬と春は「りぼんスペシャル」を使っているので混在か。

*2:いつの間にか「りぼんスペシャル」の数号前のバックナンバーの電子版がなくっている。

電子書籍で読む山岸凉子(まんが以外)

 作品の電子書籍はない山岸先生ですが、インタビュー類は読めるものがたまってきたのでまとめてみました。

 

   

『だからここにいる 自分を生きる女たち』(島﨑今日子/幻冬舎文庫

AERA」2016年12/12号(朝日新聞出版)に掲載されたインタビュー「すべては漫画のために」(掲載時タイトル「現代の肖像 山岸凉子「漫画は私そのもの」)が収録されています。

雑誌版と比べると本文は基本的には変更ありません(約物・数字(アラビア数字→漢数字)をはじめとした微調整はあります)。大きな違いは写真がモノクロであること。雑誌版には存在した扉以外の写真、年譜が未掲載です。扉写真(撮影・品田裕美さん)は収録されています。

あとがきにインタビューしたみなさんへのコメントあり、山岸先生の記事掲載までのエピソードもあります。

解説は藤本由香里さん(山岸先生への言及なし)。

 

 

「モーニング」2020年48号(講談社

「レベレーション 啓示」完結記念企画で、海野つなみさんとの対談が掲載されています。最終回本篇は紙版ですとこの号掲載ですが、電子版には入っていません。
 また、対談はロングバージョンが単行本6巻に収録されています。

 

 

 『水木しげる漫画大全集092 方丈記水木しげる泉鏡花伝』(講談社

解説「ねずみ男と呼ばれて」掲載。

 

 

ユリイカ 2019年4月臨時増刊号 梅原猛」(青土社

 インタビュー「恐るべき厩戸王子『隠された十字架』と『日出処の天子』」掲載。

 

 

アスタロト・クロニクル(1)』(魔夜峰央小学館

文章「魔夜峰央氏との遭遇」掲載。

 

 

 『はいからさんが通る 新装版(1)』(大和和紀講談社

 大和和紀さんとの対談が掲載されています。 1つの対談をそれぞれの媒体にあうよう編集し、「BE・LOVE」と『はいからさんが通る 新装版(1)』に掲載したもの。それぞれ片方にしか入っていない部分があります。

 

 

AERA8/14-21号

AERA8/14-21号

 

AERA」2017年8/14-21号(朝日新聞出版)

コメント「『アラベスク』作者、山岸凉子さんに聞く 70年代の旧ソ連が舞台 主人公のモデル「実は私」」掲載。ボリショイ・バレエ来日60周年という記事のなかの囲み記事です。ノンナのカラーイラスト1点も電子版に収録されています。

 

 

諸星大二郎の世界 (コロナ・ブックス205)

諸星大二郎の世界 (コロナ・ブックス205)

  • 発売日: 2017/03/17
  • メディア: Kindle
 

 「諸星大二郎の世界 コロナ・ブックス205」(平凡社

諸星大二郎さんとの対談が収録されています。構成は瀧晴巳さん。

 

 

AERA(アエラ) 2016年 12/12 号 [雑誌]

AERA(アエラ) 2016年 12/12 号 [雑誌]

 

 「AERA」2016年12/12号(朝日新聞出版)

インタビュー「現代の肖像 山岸凉子「漫画は私そのもの」掲載。インタビュー&記事構成は島崎今日子さん。イラスト掲載はありませんが、絵が見えるように原稿を置いた仕事場写真があります。

 

 

BE・LOVE 2016年17号9月1日号 [2016年8月12日発売] [雑誌]

BE・LOVE 2016年17号9月1日号 [2016年8月12日発売] [雑誌]

 

「BE・LOVE」2016年17号 9月1日号(講談社

大和和紀画業50周年特別企画!! スペシャル対談」掲載。 1つの対談をそれぞれの媒体にあうよう編集し、「BE・LOVE」と『はいからさんが通る 新装版(1)』に掲載したもの。それぞれ片方にしか入っていない部分があります。

 

 

ELLE JAPON」2015年 12月号(講談社

シルヴィ・ギエムという伝説」のなかで欄外コメント掲載。

 

 

「月刊!ビッグスピリッツ」2015年7/1号(小学館

「MANGA魂継承クロストーク」という企画でおかざき真理さんと対談されています。

 

本人は登場しないけれど直接関わりのある方が話題にしたもの

『ザ・少女マンガ! 忠津陽子の世界 ラブコメディのスペシャリスト』(編:図書の家/立東舎・リットーミュージック

 御本人は登場しませんが、忠津陽子さんインタビュー、大和和紀さんメールインタビューに山岸先生の話題が出てきます。

 

 


かつては電子版があったけれど現在は購入できないもの

 

 

ダ・ヴィンチ 2019年12月号

ダ・ヴィンチ 2019年12月号

  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: 雑誌
 

ダ・ヴィンチ」2019年12月号(KADOKAWA) 

「特集2」として「山岸凉子 まだ見ぬ自分をもとめて」が掲載されています。ロングインタビューあり。他の方々の対談やコメントもあります。電子版は発売から1年間販売されました。 

 

 

月刊flowers」2016年7月号(小学館

 萩尾望都さんとの対談が掲載されていますが、現在は購入できません。

 

 

 

 

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巻号ナイト 2巻1号通巻2号

 イベント告知です。
 「巻号ナイト 2巻1号通巻2号」というイベントをします。

 「漫画ボン」は1969年創刊。50周年をお祝いしての開催です。
 「漫画ボン」といえば、巻号史上に残る「ボンミス事件」(通巻100号まきもどし事件)の当事者(当事雑誌?)。事件はなぜおこってしまったのか? 50年をふりかえりつつ、問題にふれてみたいと思います。今回は巻号ネタは少なめになると思います。

ゲスト:「漫画ボン」編集長
出演:池川佳宏、稀見理都、白峰彩子
日時:2019年7月15日(月祝) 16:00~18:00(終了時間は予定)
場所:ブックカフェ20世紀
    東京都千代田区 神田神保町2-5-4 2F
参加費:1500円+1オーダー

申込は下記フォームより。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsJl1g3NJD4edsWinXofcPAmekU91QsZnWUVoS4OsEGaYdVg/viewformdocs.google.com


※フォーム記入ではなく登壇者に何らかの手段でお伝えいただいても結構です。資料用意の都合によりお知らせお願いしております。


 以下、稀見理都さんの告知tweet