ユリイカ 2012年12月号 特集=BL(ボーイズラブ)オン・ザ・ラン!
- 作者: 雲田はるこ,ヤマシタトモコ,ARUKU
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2012/11/27
- メディア: ムック
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くわしくはこちら↓。
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702473
「「黄昏詞華館」のころ」という文章と「2012必読BLガイド」のうち3本を書かせていただいております。
「2012必読BLガイド」では、日高ショーコさん、夜光花さん、木原音瀬さんを紹介しました。以下、いつものごとく言い訳。
日高ショーコさんの紹介は『ライトBLへようこそ』asin:4757221509とかなりの部分がかぶってましたね……。字数が少なくて古めの作品がとりあげられなかったのが心のこりです。
夜光花さんは薔薇シリーズをよくぞ書ききってくださったという気持があり、適切な紹介文かどうかはともかく、テンション高く書けました。
木原さんは字数が足りず、前半と後半がまっぷたつなアレレな文章に。字数の関係で削りましたが、実は前半と後半の間に『無罪世界』について書いていました。木原さんについてつらつらと考えていると『無罪世界』が象徴的な作品として浮き上がってくると思っており(あのラストも好きです)。インタビューを読んだら、書くのが苦しかった作品としてあげられていてびっくりしました。
「「黄昏詞華館」のころ」は現在の私が書ける範囲で、せいいっぱい書きました。私の黒歴史……なんですが、やっぱりあのころも含めての私なのです。
書くにあたって藤原さんだけでなく、佐川元編集長にもお話を伺ったのですが、あまり記憶にないとのことで文章には反映できませんでした。残念。
文中、名前をあげさせていただいた方は詞華館で使っていらした名前で書いています。実は、他の名前はわかっていても詞華館ネームがどうしても思い出せず、残念なことにあげられなかった方々がいらっしゃいます。詞華館、半分以上読み返したのですが……。当時、やりとりをした方々には細かい思い出がいくつもあって、普通の友人としてのつきあいはなかったけれど、本当に大切な存在です。
「JUNEに投稿していたころの話を書く」と言って*1依頼を引き受けて、アレが出てくるとはおそらく誰も思わなかったでしょう。金田さん、山本編集長だましてごめんなさいでした。
以上が私の書いた分です。
それ以外に石田仁さんの書かれた「数字で見るJUNEとさぶ」に少しだけ協力しています。聞き取りの仲介とリアルタイム読者としての「ロマンJUNE」の印象コメントをしています。
こちらはいろいろと謎の多いエロ媒体の部数に迫るという意欲的な内容です。バッド/ハッピーエンドの考察などもあります。ぜひお読みいただけたらと思います。
*1:しかも編集長には「JUNEの投稿欄について書きます」みたいなことしか言ってなかったよーな気がする。