「女性自身」&「週刊女性」11月22日号

・「女性自身」2011年11月22日(2516)号(光文社)
   http://jisin.jp/weeklyarticle

 あさのあつこ×三浦しをん対談「少女マンガ「大人読み」するならこの24作品!」めあてに購入。「女性自身」の購入は細川智栄子インタビューが掲載された号を買って以来? 5年ぶり? あずみ椋さんがまんがを描かれていて「へー」と思ったり。最近、どこで描かれているのか知らなかったので意外でした。絵もちゃんとしていたしおもしろかったです。

 さて、↑の記事。よくまとまった対談だと思いました。

 あさのさんには『あさのあつこのマンガ大好き!』という単行本があり、こちらで紹介しています。三浦さんには『シュミじゃないんだ』という著作があります。このことからもわかるようにどちらも女性でまんが好きな作家さんという共通点があります。そんなおふたりが好きなまんがについて語るという内容。4ページとっていますが、広告や写真が入るので、実質の文字量は3ページないような気が。
 末尾のオススメリストと思われるリストには10作品あげられています。記事タイトルの「24作品」は文中に登場する作品名かと思われます(私のかぞえまちがいだったらすみませんなのです)が、23作品しか確認できません。残り1作品はなんなんでしょ。グリーン・ヴッドが2回太字になっているのと「BL」が太字になっているのがあやしいような。ううーん。
 作品内容が語られているという意味では「日出処の天子」が一番行数が多いです。23作品中7作品が萩尾作品なので、作家として語られているのは萩尾さんに割かれている行数が多いです。とりあげられているのは圧倒的に一ツ橋なんで、セブンかと一瞬勘違いするくらいでした。光文社なのよねえ……。
 20歳以上離れているおふたりなので、語るとなったらやや古めの名作路線になるのは仕方ないかと。個人的に気になったのは24年組に森川久美さんが入っていたところでした。フツーは入らないのでは?*1

・「週刊女性」2011年11月22日(2668)号(主婦と生活社
   http://www.shufu.co.jp/magazine/woman/

 袋とじ企画「BLデビュー名作劇場」めあてに購入。
 「週刊女性」がBLをとりあげるのははじめてではありません。私が把握している範囲では、2008年5月6日号掲載の記事「濡れるマンガおすすめリスト」全8ページのなかで2ページほ割いてBLをとりあげています。また別物件ですが2006年2月7日号では乙女ゲーを紹介しています。少ない事例ですが、これにより私の中では「週刊女性」は比較的オタ物件に優しい媒体という印象になりました。
 今回の記事構成は以下のとおり。計8ページの記事で、最初と最後のページは袋とじのガワの部分です。

・リード文(1ページ)
・4名の方にオススメBLまんがをそれぞれ3作品あげてもらう(4ページ)
・2名の方にオススメBL映画をそれぞれ3作品あげてもらう(2ページ)
 このまんが&映画のオススメ計6ページには「BLデビューにオススメ」という無署名囲み記事が各1ずつ入っています。
・「BL雑誌の萌え萌え分布図」(1ページ)

 「BL雑誌の萌え萌え分布図」は「胸キュン」「エロ」をタテ軸に、「切ない」「笑い」をヨコ軸にとったグラフ。*2多少異論はあるものの、中央が「BE×BOY」なのは大納得です。
 「週刊女性」は、1ヶ月に2〜3回は袋とじ企画を入れてきているで、この記事が袋とじなのはBLだから特別にということではないと思います。性的なことだからというのみあるかと思いますが、いろんな意味で購買のきっかけとなる記事と認定されたからだと思います。実際、私もこれで買った訳ですし(立ち読みできる場所の記事でも買いましたよ)。
 


*1:森川久美さんは生年を公表されていませんが、デビュー時(1976年)に大学生でしたので、±2年程度の誤差はありつつも1955年頃に生まれておられるのではないかと推察いたします。

*2:これ、よく見かけるのだけどなんていう名前なのかしら。直交座標系な2軸4象限な二次元マップでポジショニングマップによく使われるアレ。