僕は『少女漫画』が好き!

 明大の学祭のイベント「僕は『少女漫画』が好き!」へ行ってまいりました。

 開催概要を http://tkk.omiki.com/05.html よりコピペ(改行、リンク等一部改変を加えています)。

お茶の水企画研究会
講演会「僕は『少女漫画』が好き!」

【日時】11月3日(祝)
【開場 / 開会】13:00- / 13:30-(※講演時間は90分を予定)
【場所】メディア棟M303教室

企画内容
情報コミュニケーション学部の江下雅之教授を中心に、すがやみつる氏、小谷真理氏、川端有子氏、久米依子氏の様々な分野に渡り、かつ少女漫画を愛する方々をお招きして、「『少女漫画』の越境」について語り合っていただく講演会。
「女性作家が描く少女読者向けの漫画」を少女漫画の原型に規定するとしたら、それはどのような経緯で出来上がったのか。
それは、男性読者や男性作者にどのような影響を与えたのか。
以上のようなテーマを中心に、ギッシリ内容を詰め込んだ講演会をお届けします!
第127回明大祭で2011年ダントツに濃厚な90分、過ごしてみませんか?
(担当:トリィ・マーキュリー)

講演者(敬称略)
江下雅之
 明治大学情報コミュニケーション学部情報コミュニケーション学科教授
 著書『マンガ古雑誌マニア 』、『マンガ古書マニア』など。
 [twitter]http://twitter.com/#!/massa27 [HP]http://www.eshita.jp/
川端有子
 日本女子大学家政学部児童学科教授。児童文学研究者。
 著書『少女小説から世界が見える 』、『英米児童文学の宇宙』など。
久米依子
 目白大学人間学部子ども学科教授。日本文学研究者。
 著書『児童文学研究、そして、その先へ』、『ライトノベル研究序説』など。
小谷真理
 SFファンタジー評論家。日本ペンクラブ女性作家委員会委員長。
 著書『聖母エヴァンゲリオン―A new millennialist perspective on the daughters of Eve 』、『ファンタジーの冒険』など。
 [twitter]http://twitter.com/#!/KotaniMari [blog]http://d.hatena.ne.jp/kingyo11/
すがやみつる
 漫画家。漫画原作者。漫画編集者。小説家。
 著書『ゲームセンターあらし』、『仮面ライダー青春譜』など。
 [twitter]http://twitter.com/#!/msugaya [HP]http://sugaya.otaden.jp/

講演内容
1) いわゆる少女マンガの原型を「女性作家が描く少女読者向けのマンガ」と規程するなら、いつ、どのような経緯でそのような原型ができあがったか。(報告:久米依子、川端有子)
2) そのような原型のなかで、男性作者や男性読者は少女マンガとどのような関わりがあったか。(報告:すがやみつる
3) 少なくとも24年組以降は男性読者が少女マンガを読むケースが増えたように思われるが、それは作品制作側、読者側にどういう変化が生じたからか。(報告:小谷真理

ハッシュタグは「#bokuha1103」!
Twitterハッシュタグを活用して、講演会「僕は『少女漫画』が好き!」について呟いてみませんか?
当日までにドキドキを呟いてみるもよし、少女漫画に対する熱い気持ちを語るもよし。
当日には講演内容をtsudaるのもよし、講演者に質問をぶつけてみるのもよし。
もしかしたら、あなたが呟いたツイートに講演者が反応してくれるかも?
あなたのツイート、お待ちしております!

注意事項
・当日は、12時半から講演会場前での整列を予定しています。
 12時半より早い段階での開場前待機、来場はご遠慮ください。
・会場内での撮影はご遠慮ください。

最終更新日:2011年10月10日

 UST中継有→http://www.ustream.tv/channel/ochakenop

 以下感想。

・予定90分実際120分弱で司会含め5名がしゃべるのはむずかしいと思った。90分(予定)で4人がしゃべる以上、論としては荒いものになる。

・タイトルからは男性が好き好き告白をする内容かと思ったら(小谷分類だとカミングアウト系)、そうでもなかった。

・すがやさんが少女まんが家と劇画のまんが家が交流があったという話をされた時に「ここでCOMを出さないとなぜ交流が生れたのかわからないよ」と思っていたら後で、少しCOMの話を出されていたのでほっとした。

・戦前〜戦後期にかけての少女雑誌は見てなくはないけど、サンプルが少ないなかで話さざるを得ないのでまんがについて論じるのは難しい。絶対数が少ないというのもあるし、雑誌にあたるのがむずかしいという面もある。ブツが少ないなかで語ることのあやうさはわかっているだろうけど、そのようにせざる得ない時、まんが以外の何を参考にするかはセンスが問われるところだと思う。戦前〜戦後期にかけての少女雑誌についての研究もピンキリで、どれを参照するかたどりつくまではけっこう大変だと思います。専門の方はそうでもないんでしょうが。ここはイベントの感想というより、かぎりなく個人的なひとりごと。

 といったところでしょうか。細かいアラをつついていくことはもちろんできるのですが、こういう形式のイベントである以上、あんまり意味がないと思うので省略。